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自由を求めて:東京のベンチャー企業、シカゴ出張のチャンス [自活の道を開こう]



大学卒業後、留学中に父親が亡くなり、
急遽帰国、京都の家業である八百屋を
手伝う事になりましたが、兄との相性が
合わず八百屋の運営で喧嘩ばかり。
 
私はこれでは続かないと母親に打ち明けて、
私は東京に出て就職をすることにしました。
 
日本で初めての就職。アジャストするのは
大変でした。満員電車、通勤時間厳守、
納品期限の厳守と、規則、束縛に直面
しながらの社会人スタートでした。
 
前回も書きましたが、アメリカの大学を
休学していたこともあり、一日も早く
アメリカに戻り、学校を終えたい。
その為には資金を貯める必要が急務でした。
 
父親が健在の時は少し学費を援助して
くれていましたが、父親亡きあとその
資金援助は当然無理でした。そこで
私自身が再渡米、学費、生活費等
卒業までの費用をすべて貯めなければ
なりませんでした。
 
初めての就職、それも東京での生活、
会社からの収入は一人生活するのもやっと
のこと。定かではありませんが、初任給は
月に学卒プラスアルファぐらいで確か
7、8万ぐらいではなかったかと思って
います。
これでは 渡米、留学費用を貯めるのは
到底無理な話。1ドル360円の頃で
したから、卒業まで数年として円にして
数百万貯めなければなりません。
年棒にしても100万ほど、そこへ
数百万の貯金? あり得ないでしょ!
そうするともう自立して稼ぐしか
ありませんでした。
 
そこで1日も早く仕事を覚えて独立する
ことでした。仕事はコンピュータ、それも
その当時はマイコン時代でしたから、
マイコンのプログラミングを覚えて、
一人でプロジェクトをまかされるまで
に成長しなければなりません。
 
普通のように仕事をしていては、留学
費用など貯めるのは無理な話。そこで
残業ができる時にはできるだけ残業も
して仕事を早く覚える事でした。
 
兎に角、3年間は頑張ろう。食べるもの
も自由にならなかったけれど、目的があり
ましたから頑張れたのだと思います。
 
それに雇われ社員としての束縛から逃れた
たかったのです。自由奔放に生きたいと
願ってた私でしたから、会社につとめる
というのはまず無理でした。でもその時
には他に選択肢がありませんでしたから、
なんとか我慢をしました。
 
時間的に、経済的にも自由になりたい。
人にコントロールされたくない、自分で
コントロールをしたい、という一心で
した。
 
確か入社して2年目の頃だったと思いますが、
その当時商社では外国との情報交換にテレ
タイプというテープに穴を開けて文字を出力し
それを電話回線で送信、それを受け取った側
で再度電動タイプを通せば読める文字として
それを受けとり海外の情報をリアルタイムで
受け取る事ができるという画期的なもの
でした。
 
今これをみると何故そんな大変な事をして
いたの?と不思議に思うぐらいにインター
ネットのインフラは我々の生活を一変して
しまいました。
 
なんとまぁ、今のインターネット時代から
振り返ると時代遅れもいいところですね。
でもそれがその当時最新の技術でしたから。
 
そのテレタイプ社がコンピュータ内蔵の新製品
テレタイプ機をリリースするというので、その
トレーニングを受けるというお仕事が入って
きました。英語が判り、技術が判る人間、当然
私に白羽の矢です。
 
技術的にもまだ不安がありましたが、兎に角、
早く覚えたかったのでその仕事を受ける事に
しました。
 
テレタイプ社というのはシカゴに本社が
あり、そこの郊外に開発部と工場があり
ましたからそこへ1週間の講習です。
 
あぁ、久しぶりにアメリカの空気を吸える
と思うと興奮してきました。そこへ日本から
トレーニングに参加するメンバーは、その
テレタイプ社の製品を扱っている日本代理店
の3社でした。
 
私が勤めていたベンチャー企業は、その
テレタイプ社の日本代理店の一つである
商社と懇意の関係にあり、その商社から
技術指導を依頼してきた訳です。
 
これはちょっと大変は役目を仰せつかり
ました。他の代理店からも優秀な技術者
が派遣されるに決まってます。そして
判った事は、他の2社に関してそれぞれ
が2名派遣することが判ったのです。
一人は英語通訳係、もう一人は技術専門
のメンバーです。
 
付き合いのあった商社からの依頼は派遣は
費用削減のため1名のみ。それが私という
こと、英語を技術が判るので1人で大丈夫
だろうとの判断でした。
 
これはこれは、まぁ、大変です。アメリカの
シカゴへの出張はよいとしてもその任務の
重さにはちょっと新人の私としては重すぎる
のではと思いましたが、兎に角アメリカの
空気を2年ぶりに吸えると思えるとそちらの
方を優先してしまい、この大役を受けること
になりました。
  
さぁ、これはちょっと大役ですね。
さて、シカゴ出張です。巧くこなせました
かな?
 
谷川涼一
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写真
[タヒチ島シリーズ]
今日は島の現地の様子を車で見に行きます。
 
「お父さん、僕も運転できるよ!」
 
現地の人は流石に大きいですね。さすがに
ミクロネシアというローカルの人たちです。
孫は、ちょっと恥ずかしそうですね。
 
 
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